日々大量に流れてくるオンラインニュースと向き合う今日、Smartnews, Gunosy, NewsPicksなどのニュースアプリや、TwitterやFacebookを通じてニュースを消費されている方も思いことと思います。

キュレーションアプリの比較記事などは以下の連載シリーズも含めて各メディアで続々と紹介されてますね。
主役たちが語るスマホニュースまとめアプリ激闘最前線 – 主役たちが語るスマホニュースまとめアプリ激闘最前線:ITpro

そこで、今回敢えて触れたいのがそのキュレーションブームをよそに静かに、でもきっと気づいている人は「なにを今さら」といいそうな、メルマガ(emailニュースレター)の力です。情報発信者からすれば多くの人に自分の発信した情報を目にしてもらえるメディアとして(開封率・レスポンス率など)、そして読者側としては自分が希望して購読しているニュースレターを、自分の見たい時に見たい内容を読み返すことができ、後に検索も出来るメディアとして、なんとなく「確かに、そういわれればそうかも・・・」と思う人は多いかもしれませんね。

過去数ヶ月、そのようなトレンドについて解説するニュース記事をいくつか目にしましたが、今回敢えてこのテーマに触れてみたかったのはニューヨークタイムズでメディア業界のトレンドをレポートするの著名コラムニスト、デービッド・カー氏(@carr2n)の膝を打つような以下の記事を読んだからです。

For Email Newsletters, a Death Greatly Exaggerated – NYTimes.com

簡単に概要を箇条書きでまとめてみますね。

今メルマガ(ニュースレターが注目される理由)
・多くの人がFacebookやTwitterで流れる情報を全て見ている訳ではなく、中には「飽き」てしまっている人、既に全く見なくなっている人も少しずつ増えている状況
・Gmailなどはフィルター機能が進化してスパムメールを弾き、また自動的に振りける機能が進化している。そして過去のメールも全て検索が可能になっている。
・情報が知らない人からのretweetやFacebookでシェアされてきたものではなく、基本的に自分で興味があるからサインアップした送信者から送付される情報を受け取ることができ、そこに信頼関係が生まれやすい。
・ニューヨークタイムズ、Quartz、Bloomberg、 Fast Company、Business Insider、ニューズウィーク、Politicoなどがemailニュースレターを取り入れて成果を出しつつある(Quartzは7万5千人に対してメールニュースレターを配信、開封率は約50%。規模は大きくないものの、The Economistよりも読者の所得平均が高いといわれる購読者に対してemailの中に広告が出稿されていること)
・ここ最近以下のようなメディアで連続してemail Newsletterの影響力に関しての特集記事が取り上げられていること
How TinyLetter Is Making Us Fall In Love With Email Again | Fast Company | Business + Innovation
2013: The Year ‘the Stream’ Crested – Alexis C. Madrigal – The Atlantic
Tiny Letters to the Web We Miss — The Message — Medium
Quartz Global Executives Study
・ニュースとはすなわち「スマートフォン上に表示されるリスト」になりつつある(例:Drudge Report 単なる記事のリンクを集め、見出しをつけているサイトにも関わらず、ここで取り上げられるニュースにはトラフィックが殺到、サーバーダウンを頻繁にもたらす威力を持つ。参考記事はこちら)
*ここで注意すべき点は日本でいう「メルマガ」の場合、時に時候の挨拶から始まって個人的な近況なども含めた私的メッセージ媒体、テキストベースのメディア伝達手段としての利用が多い一方、アメリカなどでいう「email ニュースレター」の場合、あるトピックに関連する記事と簡単なリード文がリストとしてまとめられた「ニュースレター」としての利用が多いと感じています。具体的に言うならば、日本の場合はテキストを中心として数千文字もの大量のテキストでの文章を送り、そのメール内で内容を完結させるタイプのものが多いイメージです。一方、米国など海外のemail ニュースレターの場合はビジュアルや動画も埋め込むことが可能なHTMLメールが数多く使われるようになっていて、記事内容を想起させるビジュアルを備えた、タイトルと短いリード文がいくつかまとめられた「リスト」の伝達手段としてのものが中心のような気がします。
・ネガティブな側面としてはemailは時にスパムとして認識されブロックされてしまうことも時にあるということも指摘されています。
・email ニュースレター配信サービス大手のMailChimpは毎日1万人の新規利用者を獲得していて、一日に平均4億件のメール配信を処理しているとのことです。

デービッド・カーさんのはこの記事に併せて、彼が目を通す質の高い11のニュースレターを一覧にしてまとめてくれています。ご興味ある方はぜひご覧になってみてください(自分が購読しているものも二つ含まれていました:)(Media ReDef by Jason HirschhornPBS MediaShift’s Daily Must-Reads)
過去の関連記事:メルマガ & キュレーションがビジネスになる時代? 『MediaREDEF Newsletter』が225万ドルの資金調達

以上、勢いに任せて日本でいう「メルマガ」というよりは、「email ニュースレター」に関し可能性を感じさせてくれた記事をご紹介してみました。自分自身のメルマガ(email ニュースレター)もぜひ再開してみたいと強く思うようになりました。今週中にも配信したいと思います。少々お待ちくださいね:)

市川裕康
email|Twitter (SocialCompany)|Linkedin|Facebook Page|メルマガ

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