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2010 年 6 月 のアーカイブ

ジェフ・スコール卒業スピーチ / スタンフォードビジネス・スクール~意味ある人生を、時間に限りがあることの自覚を

2010 年 6 月 24 日 コメントはありません

春から夏にかけてこの時期つい気になるものとして、アメリカの大学の卒業スピーチがあります。卒業生に対して、起業家、経営者、何かを成し遂げた人からのメッセージ、個人的なストーリー、励まし、インスピレーションが得られる、ということで、特に2005のスティーブ・ジョブズの伝説のスピーチは記憶に残っている人も多いと思います(まだの方は是非こちらから)。

今年も経営者、学者などに混ざり、MBAでいうと例えばデューク大学ではグラミンバンクのムハマド・ユヌス氏が、そして6/12にスタンドード大学ビジネススクールで行われた卒業式にはeBay初代社長、スコール財団とドキュメンタリーフィルム会社(パーティシパント・メディア)創業者のジェフ・スコール氏と、社会起業家として活躍している人が多く登場していたことが印象的です。

写真クレジット:Stanford Graduate School of Business


特にジェフ・スコール氏のスピーチの中では、貧困地域の医療活動に従事するポール・ファーマー氏(パートナーズ・イン・ヘルス)、ムハマド・ユヌス氏、ジャクリーン・ノヴォグラッツ(アキュメン・ファンド)等の著名な社会起業家の名前を挙げながら、高給を稼ぐことだけではなく、長期的ビジョンを持ち、フィランソロフィー活動に従事することの大切さを訴えていました。併せて、スコール氏の若い頃に父が癌と宣告され、「死ぬことは怖くないが、やりたいことをやれなかったとしたらそれは残念だ」といったことが大きな気づきとなり、今日に至るまで時間に限りがあることをとても大切にしている、ということも訴えていました。

12分程の短いスピーチ(26:30 – 38:00)ですが、自分のやっていることが信じられなかったり、インスピレーションが必要!という時にはこうしたメッセージには勇気づけられるものです。宜しければ是非:-)

なお、話しはそれますがジェフ・スコールがeBayのIPOで財をなした後、2006年に設立したフィルム・プロダクション会社、パーティシパント・メディアによって制作され、アカデミー等数々のドキュメンタリーの賞を受賞している映画『ザ・コーヴ』に触れるくだりがありました。この映画によって日本でのイルカの屠殺行為を止めることが出来た、と。日本での上映を巡って激しく議論を巻き起こしていた問題・話題作ですが、7月3日からいくつかの都市での上映が決まったそうです。映画を見た訳ではないのでコメントは控えますが、『ザ・コーブ』の制作をパーティシパントがしていたことを知り、改めて果敢に社会問題と戦っている様を知りました。
参考:『ザ・コーブ』ウィキペディア

『不都合な真実』等の映画による社会へのインパクト、また5月に行われ、今年で7回目を数えた社会起業家を一堂に集めるスコール・ワールド・フォーラムの開催等、改めてジェフ・スコールの実績を知る上でも、是非スピーチ、或いは彼のウィキペディア記事、ご覧になってみてください:-)。

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FastCompanyが選ぶ、「世界で最も創造的な100人」

2010 年 6 月 20 日 コメントはありません


昨日届けられたFastCompanyの表紙には大きく”The 100 Most Creative People in Business“とあり、ページをめくるなり、夢中になってしまう特集記事。

「ビジネスの世界における」と銘打ってありがらも、TEDのプレゼンに登場するような社会イノベーター、Social Entrepreneurも多くランクインする、それでいてまだメインストリームメディアには取り上げられていないような「これからの」イノベーターがきら星のように取り上げられている秀逸特集。しかもランクインしたそれぞれの人物をクリックすると、そこにはBlog, Wikipedia, Youtube、Facebook Page, Flickr, Twitter, Goodle News Google Trend, 株価、Quote….そして「リンク」と、その人を知るためのあらゆるソーシャルメディアチャンネルへのリンクが可能になっています。

例えばTEDカンファレンスのキュレーターのクリス・アンダーソン氏は7位、ホワイトハウスでオープンガバメントを推進しているBeth Noveck(ベス・ノヴェック)氏が35位、イギリス人で子供たちの食生活改善に貢献しているジェイミー・オリバー氏が37位、そしてガーナの将来のリーダーを育てるためにマイクロソフトを辞めてリベラルアーツ教育を推進する大学を創ったPatrick Awuah氏等。日産自動車チーフ・クリエイティブ・デザイナーの中村史郎氏がなんと4位!そしてレディー・ガガ様の貫録の1位というのも斬新な選考の切り口です。

その中でも印象的だったのが59位にランクしているマジョラ・カーター氏(マジョラ・カーター・グループ創業者)。ニューヨークのサウスブロンクス出身の環境・正義活動家で、都市政策の専門家として、グリーンジョブの推進者として、政府、地域、学会からも高く評価されている人物です。

彼女が登場している4年前のTEDでのプレゼンがあります(以下↓ 日本語字幕付)。話を聞きながらぐいぐい引き込まれる彼女のエネルギーと情熱、そしてこのソーシャルメディアの中に存在する「ストーリー・テリングの力」に改めて圧巻です。是非ご覧ください(18分)。


ちょうど先週末の土曜日にTEDのローカル・バージョン&10代~30代のジュニアバージョンであるTEDxTOKYO yzというものが開催されました。あいにく参加することは適わなかったのですが、大盛況、そして新しい社会イノベーターが出会い、コラボレートする素敵な場所になったようです。

既に著名な方の「講演会」のみならず、洗練された明日の「社会イノベーター」が集い、洗練されたプレゼンテーションが行われ、ソーシャルメディアを通じてその情熱・アイディアがじわじわ広がっていくようなエコシステムがここ東京でも少しずつ広がってきているようでとても嬉しく刺激的に感じています。

是非来年のFastCompanyの「最も創造的な100人」には、より多くの日本人がランクインしますように!少し興奮気味&思いつきブログ更新でしたが、是非ゆっくり、リストご覧になってみてくださいっ。

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Facebook ファンページ管理の便利な方法13

2010 年 6 月 16 日 コメントはありません

NPO向けのソーシャルメディア活用をいつもポップな音楽と動画で届けてくれるJohn Haydonさんのブログポストより、参考になりそうそうな13のtips(便利な使い方)をご紹介-。

【1】自分が作成したFacebookファン・ページを簡単に見つける方法
→画面右上「アカウント」→「ファンページを管理」で簡単に見つけられます。

【2】ファンページに利用されている画像(サムネイル)は、右上の箇所に表示される「写真を変更」をクリック、そして「サムネイルを編集」することで自由に表示箇所の変更をすることが可能

【3】Wallと呼ばれる掲示板の設定を、管理人の投稿のみにするか、ファンページのメンバーも含めだれでも投稿できるか、簡単に設定が可能。
→「ファンページの編集」→「掲示板の設定」、「管理人の投稿」を選択

【4】【いいね】ボタンを押してファンメンバーにならない限り、ファンページ上での書き込みは出来ない(キャンペーン等を実施してファンのメンバーを増やす際に効果的)

【5】ファンページのランディングページを自由に設定が可能。
→「ファンページの編集」→「掲示板の設定」→「ファン以外のユーザーに最初に表示するタブ」で表示させたいページを選択

【6】携帯・スマートフォンからテキスト、画像や動画を簡単に送付、近況アップデイトとして表示が可能です(野外のキャンペーンイベント等からの更新が簡単です。
→「ファンページの編集」→「Facebookモバイル」で表示される専用のメールアドレス 「xxxxxxx@m.facebook.com」にメールを送れば更新情報をアップデイト可能(管理人だけで共有するのがおススメ)

【7】ファンページ上のタブを簡単に減らすことが可能
→「ファンページの編集」→「アプリケーション」→「アプリケーションの設定」→削除

【8】外部からでも簡単に該当ページへのリンクを張ることが可能(イベントやディスカッションページを盛り上げるときに有効)
→「ファンページの編集」→「このタブにリンク」でURLをコピー

【9】タブのjっ湯ン序変更はタブをドラッグすることで簡単に可能

【10】以下のURLにアクセスすることで簡単にファンページのトラフィック分析が可能。どのポストにどれだけのコメントがつき、投稿に「いいね」をクリックしてもらえたか、ファンページからの退会者数等が簡単に分析出来ます。
http://www.facebook.com/insights/

【11】以下のURLにアクセスすることで簡単に独自URLを設定することが可能です(但し、最低25人のファンメンバーがいないと設定が出来ないことになっています)。
http://www.facebook.com/username/

【12】「@他のページの名前」と近況アップデイト欄に入力すると他のページからも閲覧可能とのこと。*ただ日本語サイトでは動作確認出来ず-?

【13】id 番号の獲得(ブログツールのワードプレスへの連携する際に必要となる情報)
→「ファンページの編集」をクリック、URLに表示されている文字列の右端がID番号

以上ですっ。参考になれば幸いです。
オリジナルブログポストはこちら
13 Little Known Facebook Page Features That Will Make Your Day (video)
by John Haydon : Social Media Marketing for Non-Profits

SocialCompany | 『ソシアレ』 ファンページも少しずつスタートです。宜しければ是非:-)

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共感の可視化というチャレンジ~ソーシャルっぽい金融イベントに参加して

2010 年 6 月 16 日 コメントはありません

先日は久しぶりに「ソーシャル」な:-) イベントに参加。簡単にご報告。「ソーシャル」?と一般用語のように使われているけれど、個人的には「社会貢献的なテーマに関係する」イベントというような意味で理解しています。

さて、参加したのは「ソーシャルっぽい金融セミナー

登壇者は以下の通り
————————————————–
岩瀬大輔|ライフネット生命保険株式会社代表取締役副社長
Twitter:http://twitter.com/totodaisuke
Web-site:http://www.lifenet-seimei.co.jp/

功能 聡子 |ARUN 代表
Twitter:http://twitter.com/satokok
Web-site:http://www.arunllc.com/

慎  泰俊 |Living in Peace代表
Twitter: http://twitter.com/81TJ
Web-site:http://www.living-in-peace.org/

妹尾 賢俊 |maneo株式会社代表取 締役社長
Twitter:http://twitter.com/maneosenoo
Web-site:http://www.maneo.jp
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とても印象的だったのは、生保、個人間融資、マイクロファイナンス等、それぞれ切り口は違うものの、「新しい時代に新しいお金の流れが必要」ということをいち早く感じ取り、みなさんそれぞれの原体験を持ち、新事業にチャレンジしている姿。 

例えば以下のような「?」に対して、愚直に、まっすぐに、ビジネスとして採算ベースに乗せながらも問題解決している、しようとしている様が感じられました。

・生命保険に含まれている手数料の高さ
・カンボジアの貧困
・教育格差
・借りるのに高い金利&預けても低い利息

約10分程度のプレゼンを聴きながらでもそれぞれのストーリーを聴くことが出来、今までホームページを漫然とみても具体的にイメージしにくいことが「伝わる」ことがこうしたセミナーのいいところ、でした。特に創業者がアツい想いを持って社会にいいことをしようとしている時、そうしたメッセージはもっともっと多くの人に伝われば、もっともっと大きなインパクトに繋がるのに、と思うひと時でした。

特に海外のNPOの場合、ビデオ、オンラインプレゼンテーションスライドの共有、オンライン写真を組み合わせて簡単に音楽も組み合わせる試みがとても頻繁に行われていて、きっとそんな時代も近いうちに来るのでは、ということを思いました。興味ある方は是非以下のリンクを是非。英語ですが、「socialbrite.org」というサイトでちょうど関連記事があったので。

Mash up a visual story for your nonprofit

Create video stories for your nonprofit in 6 steps

9 ways nonprofits should be using Slideshare

それからFacebookのファン・ページなんかも利用することでこうしたイベントがもっともっと多くの人に共有されれば、パートナー、支援者、寄付金、メディア等の目に触れ、活動が広がっていくものと思いました。ツイッターのRTはもちろん素晴らしい機能。でもその時感じたこと、見たこと、140文字では十分に伝えられないことも出てきたときのためのマルチメディアコンテンツがあって、そうしたコンテンツを自由自在に共有できるFacebookのプラットフォームはとても可能性があると思います。なにより「いいね」ボタンというクリックひとつで膨大なマルチメディアコンテンツの共有を可能にしてしまうFacebookの威力と魅力、もう少し研究してみたいと思います。
→「フェイスブック ファンページ管理の便利な方法13」ブログ記事を抄訳してみました。

イベントの報告というよりは勝手なソーシャルメディアの可能性をつらつら書いてしまいましたが、今回参加したイベントで印象的だったのがもう2点。

・イベントの企画から実施まで岩瀬さんを中心としたリーダーシップでほぼツイッター上やろうとして実現してしまった点。様子はこちらで見ることができます。(2週間くらいの告知で140名の枠が満枠に!)

・当日は雨にも関わらず100人以上が参加。会場をNPO法人ISLさんが無償提供して頂いたお陰で、企画メンバーの提案により、集まった参加費の合計は全てリビングインピースに提供され、「児童養護施設の子供たちの想い出に残る素敵なイベントを実施してくださいね」と最後に岩瀬さんからのサプライズ。会場内から気持のいい拍手が沸き起こったのは言うまでもありません:-)

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スライドシェア、ウェビナー、充実しつつある「学び」の仕組み

2010 年 6 月 11 日 コメントはありません

いくつかの点が繋がったのでブログにて共有を

昨晩、NPOに対してのソーシャルメディア活用を10年以上推奨しているベス・カンターさん(@kanter)のウェビナー(インターネットを通じてスライドを見ながら音声を聞くという形式のセミナー)を聴く機会がありました(時差があり深夜でしたがっ)。タイトルは「Nine Ways Networked Nonprofits Use Slideshare(ネットワークしたNPOがスライドシェアを利用する9つの方法」と題して、プレゼンファイルのオンライン共有ツール、Slideshareの活用法を紹介するものでした。

詳細はベス・カンターさんのブログ・スライドに詳細に記載されていますが、ポイントは以下の9つです。

「Nine Ways Networked Nonprofits Use Slideshare」
『ネットワークしたNPOがスライドシェアを利用する9つの方法』

(1) プロとしての学びと職能開発の場所として
(2) 業界のリーダーを見つけ、交流し、学ぶ場所として
(3) 同僚・業界の仲間とのコラボレーションの場所として
(4) 会議等のプレゼンテーション資料のアーカイブ場所として
(5) NPO団体のドキュメンテーション・プレゼンテーション資料のドラフト共有、フィードバックを得る場所として
(6) 研修のツールとして
(7) ファンドレイジングのツールとして
(8) アドボカシーの手段として
(9) 組織のストーリーを語る場所として

海外(サンフランシスコ)で行われたものですが、最先端の情報をリアルタイムで聞きながら、併せて質問をしたり、講師とチャットを通じて交流できるというリアルな経験を経て、学びが血肉化、是非活用したいという気になりました。

先日同じく西海岸でソーシャルメディアコンサルタントをしている友人とスカイプで話をしていた際、「ウェビナー」が非常に多くの人に利用されている、という話を聞く機会がありました。特にアメリカのように国土が広い地域においては、ディスタンス・ラーニング・研修が流行っているのと同じ理由で流行しているのかもしれません。また、ソーシャルメディアを巡る情報・技術の変化は、数週間、いや数日単位で業界を驚かせるようなニュースが続出していて、そのような滝のように流れる情報を読み解き、「意味づけ」を行う作業の必要性を強く感じています。

以前にTechdoll.jpで紹介されていた「Udemy」を改めて見てみると、非常に秀逸なツールに驚きました。
誰でも簡単にオンラインのコースを設置することが出来、youtube動画、スライドシェアからデータのインポートが可能、そしてインタラクティブなチャットルームもついている、とのこと。サイト事体はまだ爆発的に使われている印象ではないものの、将来の研修・セミナービジネスを考える際、こうした試みも無視できないと思われます。

恐らく日本企業のサービスとしては V-Cubeセミナー (http://www.seminar.sc/)と呼ばれるツール等が評判がよさそうです。

そんなことを考えていたところ偶然にもループス・コミュニケーションズの斉藤社長もスライドシェアを非常に効果的に活用されていることを思い出し、常に情報をアップデイトされているスライドを発見しました。ソーシャルメディアの活用に関して興味ある方は是非参照されたら、と思える内容です。

自分自身も「ソーシャルメディア」と「公共サービス」・「企業のCSR活動」・「社会起業」という文脈で現在コンサルティング・執筆・研修の活動を少しずつですが始めているところでもあり、改めてこうしたツールをしっかり使わねば、と刺激を受けた次第です。気づきの共有ということで参考になれば幸いです。

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参院選はネット選挙解禁見送り、中間選挙に向けて充実の米国事情

2010 年 6 月 4 日 コメントはありません

日経新聞ITメディアでも報じられているように、期待が高かった夏の参院選からのネット選挙の解禁は見送りの見通しとなったようです。

ただ、ネット選挙が解禁にならなくなったことでインターネットが全く使えなくなるのでしょうか?議員による選挙期間中のブログ更新、ツイッターでの情報発信は出来ないとしても、新聞記事、Youtube等の動画がものすごいスピードでソーシャルメディア上で共有され、いろいろなプラットフォームでの模擬選挙、世論調査は実施され、何よりツイッター上での「本音」の意見、コメント、ツッコミは今までになく可視化される訳で、昨年夏の衆院選の時のツイッターの普及率を考えると全く違った意味で、ソーシャルメディア時代の選挙の「序章」が始まるのでは、と感じてます。

アメリカに目を向けると、今年の11月に中間選挙を控え、ソーシャルメディアを利用した選挙のプラットフォームが次々と開発されて、その勢いには目を見張るばかりです。

Google | グーグル・キャンペーン・ツール

Youtube | You Choose 2010 Campaign Toolkit

*詳細は→『YouTube、政治家向けのキャンペーンツールキットを発表』(TechCrunch)

Facebook | フェイスブック US政治ページ
*詳細は→“Facebook Launches U.S. Politics Page” (Mashable)

このテーマに興味がある方は是非、先日ニューヨークで開催されたTechCrunch Disruptカンファレンスのパネル・ディスカッション『テクノロジは社会の変化をどうやって起爆するか?–オバマの選挙参謀デベロッパらが語る』をご覧になってください。(日本語テキスト訳はTechCrunch Japan)。

唸るようなヒント、テクニック、起こりつつあるムーブメントのエッセンスを感じ取ることが出来ます。パネルの3名は以下の通り。

・Scott Heiferman(MeetupのCEO)
・Chris Hughes(Facebook の協同創業者、オバマキャンペーンのソーシャルメディア戦略責任者、今はJumoの常勤取締役)
Reshma Saujani(ニューヨーク市の第14選挙区の下院議員立候補者)

disrupt on livestream.com. Broadcast Live Free

いくつか気になったことを箇条書きにて・・・

・Culture of Sharing (シェアリング・共有の文化)
・有権者との関係構築が容易になったこと
・自発的に構築されたコミュニティが自然発生的に作りやすくなった(寄付金集めは結果的に起きたこと)「ティー・パーティ・ムーブメント」、「コーヒー・パーティ・ムーブメント」と呼ばれるような、既存の政党ではないグループが何十万人という参加者を集め、生まれつつある。
・候補者としても例えば「オンライン・オフィス・アワー」を設けて有権者からの要望を聴いたり、対話をする時間を設けている

先日のイケダハヤトさんのブログでもレポートされていたように、英国でも模擬選挙という形でFacebookが積極的に選挙に利用されていて、46万人も参加したとのこと。また英国政府としても若年層の選挙登録の為にFacebookを正式に採用していたそうです。

ネット選挙「解禁」は今回の参院選では不可能かもしれないものの、まったく話題に上がってないFacebookを利用したり?!、一般の人の声を可視化、繋げ、共有することから何か政治が変わるのでは、と思ってます。友人の間でもいろいろなプロジェクトを仕掛けようとしている人が何人かいます。政治は駄目だとげんなりするのではなく、目の前のこと、出来ることから少しずつでも変えていけたらいいですね。

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NPO団体のソーシャルメディア活用成功事例~全国に公園を創る「KaBOOM!」

2010 年 6 月 2 日 コメントはありません

是非共有したいと思える情報だったので簡単にupdate-.

KaBOOM!』というアメリカのNPO団体は地域の空き地に公園を創り、そのプロセスを通じ、地域の住民のコミュニティを築き、地域の再生を目指す団体。スポンサーにはホーム・デポ等の日用品・大工用品チェーン等も参画、設立から14年で全米に約1700もの公園をつくり、多くの賞も受賞している素晴らしい団体です。

百聞は一見に如かず。以下1分の動画で彼らが行っていることを示してます。是非ご覧になってください。

さて、ここでお伝えしたかったのは、この団体がこのアプローチをオンラインをツールを巧みに利用して、完全にオープンソース化し、社会に与えるインパクトを梃の原理を最大に活用している点。「公園を創る」というプロジェクトに必要なプロセスを全てオンライン上で公開、寄付の集め方、人の集め方、プロジェクトマネジメントの方法までも公開、そして改良を加えられるようなしくみにし、2009年の一年間だけで、Kaboomが過去14年間で創った1700とほぼ同じ公園を全米で創り上げたとのこと。

KaBOOM!の詳細な事例研究のレポートが本日、モニター・インスティチュートの手によりまとめられ、PDFの形式で無料公開されています。公園づくりのプロジェクトに関わらず、NPO団体の効率化、キャパシティ・ビルディング、ソーシャルメディア活用等のあらゆる点において、ベンチマークすべきエッセンスが多く詰まっているようです。

例えば以下7点がそのエッセンスとして挙げられています。

・Keep it simple and concrete.(シンプルで具体的に)
・Treat your online strategy as mission-critical.(オンライン戦略を重要課題とする)
・Build your own technical competency.(技術的な能力アップを図る)
・Nurture your online community via its leaders.(オンライン・コミュニティをそのリーダーにより育む)
・Create incentives for action.(行動するためのインセンティブ・動機づけを創り出す)
・Give up credit to increase your impact.(インパクトを高めるために信用(体面?)は投げ捨てる)
・Care more about real-world outcomes than online metrics.(オンラインの指標よりも実際の世界での結果をより重視する)。

「Kaboom!」の公園プロジェクト、実は学生時代に一度参加したことがあります。みんなで揃いのTシャツを着て、トンカチを持ちながら朝早くから気持いい汗を流し、夕方には目を見張るような公園が出来あがっている様は、爽快な気持になったことを覚えています。オハイオ州のコロンバスにある公園を創るのに自分も一役買った、というリアルな体験、その時に仲良くなった仲間のこと、こういったインセンティブがあるからボランティア活動が広がるんだなぁ、という記憶が同時に蘇ります。

今回の事例研究レポート、是非NPO関係の方で興味がある方がいらしたら掘り下げてみてください。KaBoomの代表ダレル・ハモンドさんには、去年と今年で3度お目にかかる機会がありましたが、とても気さくな方で、いつか日本にも来て頂けたら、と思っている方の一人です。興味ある方がいらしたら事例研究会のような形で共有する会も、ニーズがある場合には行いますので、お気軽にお声かけくださいっ。

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どれだけオープンになればいいのか?~グランズウェル共著者の新刊『オープン・リーダーシップ』

2010 年 6 月 2 日 コメントはありません

Open Leadership: How Social Technology Can Transform the Way You Lead.』
『オープン・リーダーシップ~ソーシャルテクノロジーにより、どのようにリーダーシップを変容することができるか?』

グランズウェル』共著者であるシャーリーン・リー氏が前作出版後独立、デジタルコンサルティング会社「Altimeter」を設立、今回は単著として記したものがこちらの新刊です。タイトルもとてもよく、特にソーシャルメディアとこれから真っ向から向き合い、取り組まなければいけない企業の経営層にはとても受ける本なのでは、と思われます。

最近はいろいろなところでソーシャルメディアの急速な進化に驚いている方が多く(自分も含め)、「何が何だかわからない!Twitte, facebook, Blog, Linkedin…処理能力を超えていて、どこまで公開・透明にしていいのかも本当に分からない!」という叫びをよく耳にします。

アマゾンの著者紹介のところで閲覧可能の動画の中で、以下の3つのことが大切、と述べられています。言うは易し、行うは難し。日々の業務、生活の中から知見、技を蓄積していけたら、と思います。ちなみに上記インタビューの中で、ソーシャルメディアの台頭により非常に重要性が増している業界として「PR業界」が挙げられています。大手新聞の一面掲載を目指すのではなく、如何に一般のユーザー、消費者の間での信頼を勝ち取るか、が問われる訳で、ビジネスの根本からルールが塗り替わりつつあることを感じます。

1. 目的を明確にする
2. 進捗を評価・分析する
3. オペレーションに落とし込む

ソーシャルメディアを日々の生活の中で、その人に合うデバイスに沿って提案、コンサルティング、生産を上げることをお手伝いするような「ソーシャル・メディア・コンシェルジュ」が世の中に必要とされてきているのでは、と最近よく思うことがあります。