日々溢れる情報、ニュース記事、Facebookなどを開くと話題になっている記事が次々に飛び込んで来ますね。そん中でどのようにしたら自分にとって意義ある、価値ある情報を消費できるか、そんなことに最近は興味を持っています。

最近の海外のメディアトレンドの報道を見ている中で、Facebook とBuzzFeed、この2つの企業の果たす役割が強烈な勢いで増えていて、特にBuzfeed「的な」メディアのあり方(目を引くタイトル、Facebookなどのソーシャルメディアで多くの人にシェアされる記事作りのしくみ)はますます広がっているようです。

以下、いくつか気になった記事をご紹介しますね。いずれもとても密度の濃い内容です。

Facebookが決めるニュースサイトの命運 | The New York Times | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト ( New York Timesの記事の翻訳)
Facebook Offers Life Raft, but Publishers Are Wary – NYTimes.com
How BuzzFeed infected the Internet with a killer virus | Digital Trends
Mediatwits #136: Friend or Foe? Facebook’s Growing Power in Online News | Mediashift | PBS

フェイスブックは世界中で13億人以上が利用するメディアとなり、シンプルサーチ社の分析によれば、ニュースサイトへのアクセスのうち、フェイスブック経由のアクセスは最大で20%に達し、もはやフェイスブックは、出版業界におけるアマゾンのような、数多くの読者との橋渡し役を務めるがゆえに報道業界・ニュースビジネスにおいても強大な力をもつ存在になりつつあるとのことです。ピュー・リサーチ・センターによれば、アメリカでは成人の約30%がフェイスブックでニュースをチェックしているそうです。

平均的なユーザー1人の持つ友達の投稿は約1500件、その中で優先的にニュースフィードに表示されるのはエッジランクと呼ばれるアルゴリズムに従って自動的に選出され、約100件ほどが表示されるそうです。

上記ニューヨークタイムズの記事では、ニュースフィードのコードの設計を担当するチーム(約16名)を率いる26歳のエンジニア、グレッグ・マーラ(Greg Marra)さんのコメントが紹介されています。(世界の13億人がどんな投稿を見るかを司るグレッグさん、以下のニュース・フィードの管理機能を紹介する動画に登場しています)

More Ways to Control What You See in Your News Feed from Facebook on Vimeo.

ニュースフィードについては「これまでにつながったあらゆるもののうちで、あなたが今、最も読みたいものはこれではないかと思います」という姿勢で設計しているといい、グレッグさんの存在・影響力はニュースビジネスの中で大きくなるばかり、とも指摘されています。グレッグさんのチームではだいたい週1回のペースで、ユーザーのニュースフィードに何を表示するかを決める複雑なコンピュータプログラムに修正を加えるそうです。このプログラムの基にあるのは、ユーザーが使っている端末の種類や、記事にいくつの「いいね」やコメントがついたか、ユーザーがその記事を読むのにどれくらいの時間をかけているかなど、数えきれないほど多くの判断基準で選ばれるといいます。

こうして私たちがPC・スマートフォンでFacebookの画面を開いたときに目に飛び込んでくる投稿は決められるのですね。そんな時、BuzzFeedが得意とする「クリックせずにはいられない見出し、画像、クイズ」などはとても大きな効果を発揮していて、そのBuzzFeed的なメディアのあり方を真似るサイトも次々生まれ、実際にトラフィックの上昇に貢献しているとのことです。

さて、こうして自分の気付かないところで「最適化」され、BuzzFeed的バイラルメディアの手法で人気を集める記事が果たして自分が求めている情報なのか、疑問の残るところです。

実際、ピュー・リサーチによるメディアの信頼性に関する調査ではバズフィードの評価がとても低いとするデータもあります。

久しぶりのブログ投稿、あまり長いものにしたくないので、自分の思っていることをズバリ書いてみたいと思います。これからの時代、各分野、各テーマ、そしてビジネスであれば自社内の関係者に有益、と思えるようなそれぞれのコミュニティごとに「これ大事!」というニュース・情報に対し、「なぜなら・・・」と付加価値を添えてニュースを選定・共有してくれるような自分専用のキュレーター・編集者のような存在を持てるかどうか、という点、とても大事になってくるような気がします。そのための考え方、ツール、ベスト・プラクティスなどなど、今後少しずつでもご紹介していけたら、と思ってます。改めましてどうぞおつきあいください:)

市川裕康
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