バイラルニュースサイト、BuzzFeedの勢いが止まらない。ここ最近の大きな報道を見るだけでも以下のような驚きのニュースを連発しています。

・著名ベンチャーキャピタルアンドリーセン・ホロウィッツが5,000万ドルの投資を実施(評価額は約8億5000万ドル)、担当のChris Dixonがボードメンバーとして参画 / BuzzFeed | chris dixon’s blog
新しく調達した資金は新しいコンテンツセクションを設立したり、新しいインハウスのインキュベーションセンターを創設することで買収などを通じて新しいテクノロジーの導入を図ったり、LAに拠点を持つ動画チームにより豊富なリソースをもたらすことが予想されている。
・月間訪問者数:約1億5000万人
・サイトへのソーシャルメディアからの流入比率:75%
・猫の写真やセンセーショナルなリスト記事(○○すべき26の○○など、クリックせずにはいられなくするようなタイトル記事)で知られているメディア企業がジャーナリストを大量に採用し伝統的なメディア企業に対抗すべく次々と手を打っている
・社員数550名でありながらスタートアップのような企業文化を維持している。
・ネイティブ広告に力を入れており、75名ものスタッフを擁する専門のチームがブランド企業のための洗練された動画コンテンツやリスト系の記事を作成している。(2014年上半期の売上げは2013年の既に2倍を超えており、2014年を終える迄には3桁台の売上げを見越しているとのこと(約100億円以上)
・インターナショナル市場への拡大も視野に入れており、今年中に日本、ドイツ、メキシコ、インドでのオフィス開設を予定
(以上New York Times記事より〜・A Move to Go Beyond Lists for Content at BuzzFeed – NYTimes.com
・その他先週はヤフー、AOL, ハフポを経て直近はアドテク企業クリテオCEOとして3年の経験を持つデジタルメディアのベテラン経営者グレッグ・コールマン氏が新たにBuzzFeed社長に就任、と発表。1.5億の月間訪問者が生み出す広告ビジネス・収益化に本腰を入れている様子が伺えます。
Digital Media Veteran Greg Coleman Jumps From Criteo to BuzzFeed President – CMO Today – WSJ

一方、Buzfeed記者のBeny Johnson氏が先日過去に41回もの盗作記事を掲載していたということで解雇されるという事件も起きています。他の記事や画像・動画を簡単にコピー、編集し、元の記事・コンテンツに対するしかるべきクレジットを記載しないことでこうした問題が今後ますます生まれることも危惧されています。きちんとした取材・編集・ファクトチェックなどの訓練を積んだジャーナリストと、裏取り取材をせずインターネット上の記事や動画を編集するだけで記事として掲載する「コンテンツクリエーター」が混在していることで、問題が起きており、倫理的な観点からも適正なトレーニングや業界規律の設定なども今後議論の対象になりそうです。
Mediatwits #125: How Far Does Plagiarism Go in the Age of BuzzFeed? | Mediashift | PBS

先日日本語要約を試みたニューヨークタイムズの社内改革レポートの中でも何度となく注目企業として挙げられていたBuzzFeed、今後の展開にますます目が離せないですね。上記ニューヨークタイムズの記事に改めて「年内日本オフィス開設予定」との記載がされていることに特に注目したいと思います。

ニューヨークタイムズ改革内部文書に込められている「PageOne至上主義」から「デジタル・ファースト」への意識改革の必要性 | SocialCompany.org – ソーシャルカンパニー

市川裕康
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