テクノロジーとメディアに関する最先端の情報を毎日40本、独自の目利き力を活かして過去7年間配信を続けているメール・ニュースレター、「MediaREDEF Newsletter」。ニュースレターを配信しているのはMySpaceの元共同CEO、その後MTVやSling Box Mediaなどのメディア業界で経験・実績豊富な Jason Hirschhorn(ジェイソン・ハーチホーン)氏 -@JasonHirschhorn 。彼が先日225万ドル(約2億2500万円)の資金調達を行ったというニュースがとても気になったので簡単にご紹介。

情報源:Jason Hirschhorn Raises $2.25 Million for REDEF Newsletter | Re/code

REDED_HP

気になっているポイントは3つ程

【1】7年間「趣味」で行っていたニュースレター配信に対してベンチャーキャピタルやメディア業界の著名人(News Corp.の元社長Peter Cherninが率いるベンチャーキャピタル[Chernin Group]、元Lady Gagaのソーシャルメディアをプロデュースしていて今は投資家のトロイ・カーター氏、ドリーム・ワークス・アニメーションのCEO ジェフリー・カッツェンバーグ(Jeffrey Katzenberg)氏)などから225万ドル(約2億2500万円)の資金調達が行われたこと

【2】ニュースが溢れる情報過多な時代、そしてスマートフォン上での滞在時間が増えそこで広告収益を見込むビジネスが盛り上がりを見せつつある中で、ニュースキュレーションアプリ、解説型ジャーナリズム、ビジュアライゼーション、動画活用、新興バイラルメディアなど、様々な取り組みが生まれて来ていること。その際、普段ソーシャルメディアに張り付いている訳ではない多くのビジネスプロフェッショナルにとって、「メルマガ」(ニュースレター)に対する価値が高まっているのではないかということ

【3】ジェイソンさんは本当にこうしたニュースメディアが好きで、毎朝5時半には起きて100本程の記事に目を通す程のニュース・オタク:)。そのレベルに誰もがたどり着くことは出来ないにしても、自分が情熱を持っているなんらかのテーマについてのキュレーションを行うことで、それをビジネスにすることが今後多くの人にとっても可能性のある選択肢として成り立つのかどうか?

[ジェイソンさんのインタビュー動画(2008年 Crains New York)]

個人によるメディア運営や「キュレーション」という活動の可能性に関しては以前から注目しているテーマなのですが先日のピューリサーチ による「State of New Media 2014」の掲載データを見て、「ドラッジ・レポート」の年間収益が約15-20億円(2012年時点〜情報源:Business Insider)という事実に驚きでした。マット・ドラッジ氏が始めた「web 1.0」的な古めかしいニュース・キュレーションサイトの広告収入はほぼグーグル・アドセンスというビジネスモデルで、ほぼ1人か数名で運営されているようです。

2014-05-03_1513

参照
コンテンツ・キュレーターはウェブの新しいスーパーヒーローなのか?|「デジタル・キュレーション」 | 現代ビジネス [講談社]
『全米主要ニュースサイトへの絶大なるリンク誘導をもたらすサイト、ドラッジ・レポートとは?』| ソーシャルビジネス最前線 | 現代ビジネス [講談社]

海外のメディア環境と日本国内とでは異なる部分はあるものの、どのような変化が生まれていくか引き続き注視していきたいと思います。
自分自身のメルマガもしばらくお休みしてしまっていたのですが、今回のニュースなどを目にして改めて近日中に再開しようと思ってます。よろしければ以下からご登録ください:)

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市川裕康
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*海外のテクノロジー、メディアがビジネス・社会・公共サービスにもたらす変化・イノベーション等についての調査を業務としても承ってます。お気軽にお問い合わせください:)

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