今日は夕方から「Asian American Journalist Association」が主催するソーシャルメディアのセミナーに参加しました。

以前からご縁があるソーシャルメディアプロデューサーの立入勝義さん(@tachiiri)、change.orgのキャンペーンディレクターのハリス絵美鈴木さん(@suzuki_e)が登壇されていること、そして今をときめく「LINE」を運営するNHN Japan の田端 信太郎さんも参加されるということでお邪魔してきました。

それぞれのパネリストの視点、そして活動報告はとても興味深かったのですが、やはり質問はちょうど先日利用者数7500万人を突破したばかりの「LINE」の成長の秘密、今後の方向性に対して数多くの質問が寄せられました。また、併せて、変化が激しいソーシャルメディアのツール、トレンドに対して、メディア、ジャーナリズムに身を置く方々がどのようにキャッチアップしていくべきか、というようなリタラシーの問題に対しても意見が寄せられました。

自分自身もこの『ソーシャルメディアのリタラシーギャップ問題』に対しては以前から問題意識を持っていたこともあり、会場で質問を試みてみました。がやはり、現時点では明確な答えはない様子でした。パネリストのある方は、「例えば香港では ハッシュタグの #toolchat などをフォローすることで最新のツールに関しての情報を追うことが可能で、また数多くのミートアップがあるので、そういった場所に参加することで”一人ひとりが” 主体的に学んでいくしかない」というアイディアを共有されました。

残念ながら現時点でこうしたハッシュタグを定期的にフォローしたり、カジュアルに街の中で行われているミートアップと呼ばれるセミナーや勉強会に参加する人自体、とても限定された、ある程度リタラシーのある方である方である、ということを踏まえると、やはり「会社、政府、NPO、教育機関で、何らかの形で分かりやすくソーシャルメディアの活用方法に関して教授する機会が必要なのではないか」ということを自分の中の問題意識として感じています。自発的にこうしたツイッター上の情報をフォローしている人ではなく、むしろ「大企業に勤めている方、中高年以上でソーシャルメディアがご自身の仕事、生活に関係ないと思っている方、そしてこれから学校を卒業して社会人として活躍することが期待される若者に対して、何らかのよい形でのソーシャルメディアを学ぶ機会がないだろうか」ということが根底にある問題意識です。

今まで現代ビジネスの連載の機会を通じて、以下のようなテーマで何回か記事を書かせていただきました。

進化を続けるフェイスブック〜変化の激しいソーシャルメディアをどう学ぶか?(p.3)

例えば、イギリスでBBCの元政治記者Nick Booth氏が2009年に始めたボランタリーなソーシャルメディアの相互学習コミュニティ、「ソーシャル・メディア・サージャリーズ(外科医)」はとてもユニークな活動を行っています。「サージャリー(外科医)」は事前に登録したボランティアメンバーで、それぞれの地域で市民活動に関わっている人、助けを求めている個人に対し、アドバイスを提供しています。一方的なセミナーを行うのではなく、カフェのような部屋で隣に座って、ディスカッションをしながら問題を解決していく、という活動です。この草の根活動は今では全英50以上の都市に広がり、南アフリカ、スペイン等の都市にも広がっています。

日本でもこうしたNPOとしての試みや、或は民間企業によるサービスとして、或は行政機関、教育機関によるプログラムがなぜ出来ないのだろうか、ということを折に触れて考えます。また、今回のように機会があれば質問したり、疑問を投げかけたりしたものです。残念ながら毎回この質問をした後には「虚無感」を感じることが多かったのが正直な気持ちです。そもそもそういうサービスはなく、結局ひとりひとりの個人の意志に委ねるしかないのでは・・・・と思う気持ちも分からなくもありません。実際、アメリカの質問サイト「Quora」でも、「Should social media be taught in school?」という質問が投げかけられていて、多くの人が多様な意見を寄せています。教えるべき、教えるべきではない(生徒のほうがきっと詳しいから)等、本当に多くの意見が寄せられています。

いい加減こうしたことを質問し続けて「誰の責任か?」ということを問うのではなく、「自分で出来るところからやっていくのが必要なのでは・・・・」と今日の経験を通じて、思うようになりました。ささやかな試みですが、以下のような活動を通じてソーシャルメディアのリタラシーを向上させていくようなことに寄与していきたいと思ってます。せっかくの素晴らしいソーシャルメディアプラットフォームの数々も、リタラシーギャップが拡がることで多くの人が利用することを諦め、結果的にプラットフォームから得られるメリットが失われることはとても「もったいない」と感じるからです。

【1】今後自分が意義ある、是非シェアしたいと思えるようなソーシャルメディアのツール、活用法の紹介をツイートする時には「#socialmediajp」というハッシュタグを添えて情報発信したいと思います。なのでご興味ある方は折に触れて 「#socialmediajp」のハッシュタグをフォローしていただければ幸いです。

【2】不定期開催ではありますが、「ネットスクエアード東京」という有志のグループを通じて、ソーシャルメディア活用に関してのセミナー、ワークショップ、勉強会、ミートアップを今後も継続的に開催していきたいと思います。

まずは以上2点、少しずつではありますが、自分の出来る範囲から、まずは具体的に行動をしていこうと思いました。どうぞ暖かく見守って頂きつつ、#socialmediajp のハッシュタグに参加していただければ幸いです:ー)!