2日間で2000万人が視聴したバイラル人道支援キャンペーン動画「Stop Kony」とその批判
「全世界ですごい勢いで視聴される動画『KONY2012』に込められたメッセージ」というタイトルでロケットニュース24でも報じられている「KONY2012」というキャンペーンについてのバイラル動画が世界中で話題になりつつあります(日本語字幕付動画も既にupされています)。
ウガンダの反政府武装勢力「神の抵抗軍(LRA)」のリーダー、ジョセフ・コーニーの過去20年以上に渡る非人道的な行為とその被害者の現実を克明に描き、ソーシャルメディアを活用することでいかにこの問題を解決するかということを分かりやすく描いた内容です。
ざっと内容を見たところ、ソーシャルメディア、動画、ストーリーを活用した新しい「キャンペーン」の可能性は確かに感じるものです。2日で2000万人が視聴する理由も分かります。
プロセスを通じて多くの人が問題が存在することを知り、具体的なアクションに繋げられる方法、手法を身につけることができること、大事だと思いました。
一方、「Global Voices」というグローバルなメディアサイトによる丁寧なレポート(「Can a Viral Video Really #StopKony? 」)によると、このバイラル動画に対し「あまりに単純化し過ぎ」という反論。現ウガンダ大統領Yoweri Museveniの名前、地域で地道に活動しているアクティビストのことがいっさい触れられておらず、過去20年以上に渡って問題が続いている背景・コンテストの十分な説明がない状態で、「Good Guy vs Bad Guy」のイメージだけを投影していると。影響力のある著名人・政治家にTwitter で話しかけ、ポスターを貼って、寄付をして、「いいね」「RT」するだけのアプローチは適切でない、という批判。ビデオを作ったNPO Invisible Childrenに対する反対のハッシュタグ「#StopIC」も出来てきているとのことです。
新しいアクティビズムのキャンペーンの可能性と、グローバルでオープンなメディア&言論空間が可能にする健全なチェックバランスが機能していて、非常に興味深いテーマ・現象だと思いました。機会をみつけてもう少し掘り下げてみたいと思います。みなさん、どうお感じですか?