春から夏にかけてこの時期つい気になるものとして、アメリカの大学の卒業スピーチがあります。卒業生に対して、起業家、経営者、何かを成し遂げた人からのメッセージ、個人的なストーリー、励まし、インスピレーションが得られる、ということで、特に2005のスティーブ・ジョブズの伝説のスピーチは記憶に残っている人も多いと思います(まだの方は是非こちらから)。
今年も経営者、学者などに混ざり、MBAでいうと例えばデューク大学ではグラミンバンクのムハマド・ユヌス氏が、そして6/12にスタンドード大学ビジネススクールで行われた卒業式にはeBay初代社長、スコール財団とドキュメンタリーフィルム会社(パーティシパント・メディア)創業者のジェフ・スコール氏と、社会起業家として活躍している人が多く登場していたことが印象的です。
特にジェフ・スコール氏のスピーチの中では、貧困地域の医療活動に従事するポール・ファーマー氏(パートナーズ・イン・ヘルス)、ムハマド・ユヌス氏、ジャクリーン・ノヴォグラッツ(アキュメン・ファンド)等の著名な社会起業家の名前を挙げながら、高給を稼ぐことだけではなく、長期的ビジョンを持ち、フィランソロフィー活動に従事することの大切さを訴えていました。併せて、スコール氏の若い頃に父が癌と宣告され、「死ぬことは怖くないが、やりたいことをやれなかったとしたらそれは残念だ」といったことが大きな気づきとなり、今日に至るまで時間に限りがあることをとても大切にしている、ということも訴えていました。
12分程の短いスピーチ(26:30 – 38:00)ですが、自分のやっていることが信じられなかったり、インスピレーションが必要!という時にはこうしたメッセージには勇気づけられるものです。宜しければ是非:-)
なお、話しはそれますがジェフ・スコールがeBayのIPOで財をなした後、2006年に設立したフィルム・プロダクション会社、パーティシパント・メディアによって制作され、アカデミー等数々のドキュメンタリーの賞を受賞している映画『ザ・コーヴ』に触れるくだりがありました。この映画によって日本でのイルカの屠殺行為を止めることが出来た、と。日本での上映を巡って激しく議論を巻き起こしていた問題・話題作ですが、7月3日からいくつかの都市での上映が決まったそうです。映画を見た訳ではないのでコメントは控えますが、『ザ・コーブ』の制作をパーティシパントがしていたことを知り、改めて果敢に社会問題と戦っている様を知りました。
参考:『ザ・コーブ』ウィキペディア。
『不都合な真実』等の映画による社会へのインパクト、また5月に行われ、今年で7回目を数えた社会起業家を一堂に集めるスコール・ワールド・フォーラムの開催等、改めてジェフ・スコールの実績を知る上でも、是非スピーチ、或いは彼のウィキペディア記事、ご覧になってみてください:-)。
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