Gov 2.0 エキスポ~『ガバメント2.0~政府はプラットフォームになるべきだ』
5月25日~27日の間、ワシントンDCで開催される「Gov 2.0 Expo」のウェブサイトを拝見したところ、この「Gov 2.0」を提唱していて、「Web 2.0」のコトバの生みの親でもあるティム・オライリー氏のYoutube動画『Gov 2.0とは何か?』が視聴可能になっていたのでさっそくチェック。混沌とする日本の政治の将来を考えた時、きっと参考になる部分もあるのでは、という点があったのでいくつか気になった点を箇条書きにてご紹介。
ティム・オーライリーが最も伝えたいのは「政府がプラットフォーム化しなければならない」という点。
分かりやすく言えば、アップルが「アップ・ストア」という形で、誰でもアプリケーションを提供するプラットフォームを提供したように、政府は莫大な予算を使って完成したものをゼロから創り上げるのではなく、各地域、或いは専門領域に強みを持った第3者(地方自治体、民間企業、NPO、個人!)にプログラムを創ってもらい、政府はそのための基本的なルールを決めたり、マーケットプレイスを作ったり、また時にチアリーダーとして、そういった試みが次々と生まれるようなインフラを提供すべきという点。
「Gov 2.0」を単なる「電子政府」として捉え、ただ単に「政府が政策をPRしたり市民の公共分野の活動への参加を促したりするためにソーシャル・メディアを利用すること」と考えたり、「政府の透明性を高めること」と考えるだけではなく、この「プラットフォーム」志向が何より大切、と訴えています。
【Gov 2.0の2つのポイント】
・既に存在するプラットフォームを最大限活用し、コストを減らし、インパクトを増やす。
・政府プログラムを実行するものとして、アプリケーションの提供者ではなく、プラットフォームの提供者 として考えるべき。
その他面白いアイディアとして挙げられていたのは、我々は政府を自動販売機として捉えてしまうことがある、という話。税金を入れると橋や道路や病院、警察や消防といったサービスが出てくる、という例え話。自動販売機から期待したサービスが思ったように出てこないと自動販売機を叩いたり、揺さぶって抗議活動をするというイメージはとても分かりやすいものです。
政府に全てを任せるのではなく、ティム・オーライリーはDIY(Do It Youself) 「自分たちでやりなさい」と提唱したところ、meetup.com創業者のスコット・ハイファマン氏から突っ込みがはいり、いや、DIO(Do It Ourself)、つまり上から目線でやりなさいというのではなく、自分たちでやりましょうと言っていた話が引き合いに出されてました。更にジョン・シーリー・ブラウン氏(元ゼロックス・パルアルト研究所所長)によるとDIT(Do It Together)だ!「一緒にやりましょう」という段階に来ているんだ!:-)と、言葉遊びなような気もするものの、だんだん考え方が進化してきているような様子をビビッドに伝えてくれています。
上記ビデオの内容の多くは昨年9月に翻訳記事が掲載されたTechCrunchに『ティム・オライリー特別寄稿:ガバメント2.0―政府はプラットフォームになるべきだ』に掲載されています。ご興味ある方は是非ご覧になってみてください。
そして最後に、アメリカ時間の本日25日から3日間に渡ってこのGov 2.0 ExpoがワシントンDCで開催されます。今年のゲストスピーカーで注目人物はソーシャルメディアの専門家のGary Vaynerchuk氏(@GaryVee)、国務省で大活躍中のアレック・ロス氏(@alecjross)、ワールド・ワイド・ウェブの生みの親、ティム・バーナード・リー氏、ホワイトハウスのオフィスオブ・ソーシャルイノベーション&シビックパーティィペーションのソナール・シャー(Sonal Shah)氏等・・・・かなり多くのプレゼンテーションが動画で中継、録画されるはずなので、是非3日間、ご興味ある方はwatchしてみてください。ハッシュタグは 「#g2e」です。
[…] […]