昨日、以前に案内していた以下のイベントを無事開催することが出来ました。参加頂いた方、本当に有難うございました! 簡単ではありますが、ご報告です。

『グローバルなCSR課題に取り組む専門家の、新しい働き方・キャリアのスタイル~国連とBSRから特別ゲストを迎えて』(4/2 @ ちよだプラットフォームスクウェア 1F デリ&カフェ )

「ビジネスと人権」「社会的なテーマを追うグローバルなキャリアの創り方」というテーマについて、ニューヨーク、香港、ワシントンDC、そして東京の最先端の専門家を迎え、話を聴くことが出来、交流の機会を持てたことは本当に恵まれた経験で、参加者は40人弱ではありましたが、とてもとても有意義な時間を過ごすことが出来ました。あまりにも贅沢な内容で、共有しないのもとてももったいないのでは、と思い、私で覚えている限りですが、記録してみたいと思います。*但し、私自身運営でどたばたしていてきちんと話を聞くことができなかったこともあり、是非参加された方、コメント欄で補足頂けたら嬉しいです:-)。

まずトップバッターは東京を拠点にCSR等に関するコンサルティング等で活躍されている雨宮寛氏(コーポレートシチズンシップ代表取締役)。冒頭、まだ一般的には馴染みのないラギー報告について、ほんの10分間で実に分かりやすく説明頂きました。

ラギー報告とは、国連の企業と人権に関する特別代表であるジョン・ラギー(John G. Ruggie)教授の提唱による「(人権の)保護、尊重、救済の政策フレームワーク(“protect, respect and remedy policy framework”)」で、国連人権理事会で2008年に承認されているものです。2011年6月にこの報告がまとめられ、国連に提出されることで、今後のグローバルなビジネスを展開していく日本企業にとって、いかに「ラギー報告」が重要性を増すことを力説、ジョンラギー氏と共にフレームワーク創りに直接携わっているクリスティン・ベーダー氏にお話を繋いで頂きました。

クリスティン・ベーダー氏は、冒頭、なぜ彼女が今の仕事に就くに至ったかを、とても臨場感あふれる物語で話をしてくれました。

彼女はアマースト大学で「アメリカ学研究」を専攻、卒業後は明確なキャリアビジョンも特にないまま、3つの1年間のフェローシップを経験しました(コミュニティ・サービスを先端的に取り組んでいるボストンに拠点があるシティ・イヤー(City Year)、私立高校フィリップス・アカデミーのコミュニティサービスカウンセラー、そしてニューヨーク市行政府)、その後、ビジネスのフレームワークを身につける必要性を感じ、イエール大学MBAへ、その後約10年間勤務することになるBP(石油メジャー)には在学中のインターンシップできっかけで就職、その後インドネシア、中国等でのCSRの現場を経験されました。現在の上司であるジョンラギー氏と約4年前に出会い、最初はBPに在籍したまま仕事をしていたものの、現在はハーバード大学が雇用主となり、国連の舞台でビジネスと人権のフレームワーク創りのために奔走されているそうです。


最後のスピーカーとしては、急遽ワシントンDCから以下の方が参加してくれることとなり、BSRの説明、それぞれの現在に至るキャリアの歩み、想いを語って頂きました。

ファリス・ナトゥール氏 BSR ディレクター(リサーチ&イノベーション) レーゲンスブルグ大学、ジョージ・ワシントン大学ロースクール卒(国際法学修士取得)。Calvert Groupで投資分析(環境、社会、ガバナンス要因)および人権、贈収賄に関する方針策定を担当した後、2005年よりBSRで、アドバイザリー業務および調査担当。現在は、ビジネスと人権に関する業務を中心に担当

BSRとは、Business for Social Responsibilityの略で、1992年に設立されたNPOとして、グローバルに活躍する多国籍企業約250社のメンバーを持ち、「適正で持続可能な社会」を築くために、リサーチ、コンサルティング、セクターを超えたコラボレーションを推進している団体です。

Q&Aセッションでは沢山のスルドイ質問が飛び出し、またスピーカーのみなさんもとても前向きで、建設的な返事をしてくれました。以下、ツイッターで情報共有してくださった @okamoto4433 さんのメモより!(感謝)

BSR(Business for Social Responsibility http://www.bsr.org/)は、アメリカのNPO。BSRカンファレンスは、フォーブス誌が選ぶ10大ビジネスカンファレンスに選ばれている。 #SocialCompany #mktnote

CSRと利益は、必ずしもリンクしない。でも、企業活動による人権の侵害を防止する、ことが大切。企業が人権を侵害しないとビジネスが出来ないのであれば、その企業は存在してはいけないと考える。Christine Bader #SocialCompany #mktnote

「人権を尊重しない」という会社はいない。どうしたら、「人権を尊重している」ことが実証されるかというと、ディーデリをやること。4つの構成要素からなるアウトラインがある。Christine Bader #SocialCompany #mktnote

1)企業が方針として明確に宣言する、2)会社が定期的に人権に関するインパクトをアセスメントする、3)会社全体の統一した人権への意思が確認できる、4)人権に関する取り組みを常に記録にトラッキングする Christine Bader #SocialCompany #mktnote

Q:企業が政府からの規制なしに人権問題に取り組むモチベーションは?A:純粋に法令順守。また、田舎でのPRJは地域住民の理解無しにはPRJ自体が立ちゆかないことが多い。サプライチェーンマネジメント含(現地従業員満足度の重要性) CB #SocialCompany #mktnote

CSRの仕事をしたい人へのリコメンド 1)インターンをする、2)母国以外で暮らす体験(CSRはグローバルな課題。実際、仲間は全員最低2年以上母国以外の生活経験有)、3)CSRの仕事を探すのではなく、つくり上げるという考え方をすべき。 #SocialCompany #mktnote

最後にみなが唸った質問、そして回答・・・・
Q:「あなたの仕事を定義する際、名刺にあるタイトルでなく、動詞や形容詞を用いて、あなたならではの定義付けをするとしたら、あなたの仕事、或いはしようとしている仕事はどのように表現しますか?」

A:「……………………….」
会場のアレンジをしながら聴いていて飛ばし飛ばしで記録が適わないのですが、みなさん自らの心の底から思っていることを、率直に、魂を売らずに:-)自分のミッションを語ってくれて、セミナーを締めるのにふさわしい、素晴らしいやり取りでした(是非、参加してメモ取ってくださった方、補足頂けたら嬉しいです:-))。

当日参加され、質問をして下さった方からメモを頂きました(感謝!) 文字にするとシンプルですが、あの時は会場一体となって、自分のことを振り返りながらディスカッションが出来て瞬間で、とても貴重な気付きを頂きました。「いい答えよりいい質問を!」ですね。 (4/5)

Jeremyさん:
BSRのミッションと同様で、more just and sustainable worldを作ること。

Farisさん:
自分はreally happy with life. Fortunate lifeを生きている。
だからI always smile.
みんなにも同じように感じているから、今の仕事をしている。

Chrisitineさん:
Educateすること。
Bridge gapすること。
自分は、社会の仕組みに対して、強い好奇心を抱いている。

なお、最後になりますが、いつもプロボノで最高の通訳をして下さる相川千絵さん、それから今回受付等のスタッフを手伝ってくださった学生・サポーターのみな様、そしていつも笑顔で細やかなサービスを提供をしてくださるちよだプラットフォームスクウェア1Fのデリカフェのみなさん、本当に本当に有難うございました!

*年度初めということもあり、当日になってご都合が悪くなってしまった方が4割近くいらしたにも関わらず、なんとか有意義な「場」となったこと、みなさんのお陰と感謝します。イベント企画、申込プロセスの改善は運営サイドとしては厳しく自己反省ですが、今後こうしたイベントは開催していきたいと思うので是非またいらしてください♪

では、あら削りな報告ですが、参考にして頂ければ幸いです:-)

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