ソーシャルメディアとは象である~郡盲象を撫でるがごとく
いくつか気になっていたキーワードがつつながったので忘れる前にブログにupdate。
『Elephant in the dark(郡盲象を撫でる)』
先日、エレファント・デザイン社が運営する『空想生活』が主催する『トレーディング空想!』という展示会のオープニングイベントに参加する機会がありました。『空想生活』とは、「ユーザーの潜在ニーズをカタチに」をテーマに運営されてきた商品化サイト、今までにもたくさんのユニークな商品があります。3/11から月末までそれら商品を展示しつつ様々なイベントを開催、ということで初日はエレファントデザイン創業者・社長の西山さんのお話でした。
空想生活の歴史、現状、今後の展望をお話される中で印象的だったこと、それは「オープン・イノベーション」、「オンライン・マスコラボレーション」のようなものが益々広がり、一人の個人でもアイディア、或いはそれを購買活動や何らかの応援行為を行うことでマネタイズが可能な時代になって来た、とのこと。
提案されたアイディアが商品化された時、そのアイディアを応援した人にもロイヤリティ還元できるしくみの例としてデンマークの玩具メーカーLEGO社との協業が実現、そこでロイヤリティ収入で生活している元建築家の方の話が紹介されました。→http://bit.ly/9c9SdM
40分程度の短いトークイベントを通じて、同社が今後「トレーディング空想」というアイディアを交換するプラットフォームを開発する予定である、という話を聞きながらも、いまひとつ「ピン!」とは来てなかったものの、トーク・ディスカッションの最後に西山社長がさりげなくいった言葉が印象的でした。
『「Elephant in the dark」という言葉があります。まだ捉えにくい新しい事象のことに取り組んでいるので分かりにくいところもあったかも知れない。ただ、是非みなさんの心の中であとで引っかかる、ヒントとなる機会となっていれば幸いです』
「Elephant in the dark」とはいろいろな国で様々な解釈、物語があるけれど、日本では『郡盲象を撫でる』という言葉で現されています。
人がそれぞれの五感や知識に基づいて真理を語ろうとしても、言及できるのはその一端にしか過ぎないということ。目の見えない人たちが象の体を撫で回し、それぞれが手に触れた部分から象は太い綱のようだ、杖のようだ、太鼓のようだと見当違いの批評をしたという、仏典『六度経』にある寓話から。
同社が取り組んでいることはある意味今まさに進化発展している事象・現象で、そんなプラットフォームを利用して想像、創造に取り組んでいることを志向している会社なんだ、と、それはまさにソーシャルメディアの現在の発展段階そのものなのかな、とふと思った瞬間です。
「ツイッター」も、ある人からすると「時間の無駄」、別の企業や個人は「リサーチ」「セルフブランディング」・「マーケティング」のためのツール、非営利団体・政府は寄付金や票獲得のための武器、ある人は「会話」をするための「場」であったり・・・・まだまだ読み解き、整理がとても必要なのでは、と改めて思った次第です。
さらに「郡盲象を撫でる」という言葉を検索したところ、こんなブログ記事も発見↓
『Web2.0とは象である――Web2.0のミームを再配置してみた』(Heartlogic)
自説や海外の情報を押し付けるのではなく、常に俯瞰的な視点を持ち、まだ混沌としたソーシャルメディアの発展段階を見つめ、松明をかざしながら見極めていきたい、と思いました。
ちなみにエレファント・デザイン社の社名の由来を改めて見てみると、やはり象にちなんだ以下の説明でした。

本来は呼吸器官である鼻を、象だけは手の代わりにモノを口に運んだり、水を吸って体を洗うシャワーとして様々な用途に使用している。つまり、同じものであっても従来の使い方にとらわれないで、想像力を働かせることができれば、これまで価値がないと思われていたものにも新たな価値が生み出せる。 従来のものに新しい使い方を与えたいという考えから、象の鼻にあやかり「elephant design」と命名。
西山社長はFastCompany誌が選ぶ「世界で最もクリエイティブな100人に昨年選ばれ、同社顧問にはFastCompany 創刊編集長 / 『魂を売らずに成功する』の著者でもあるアラン・ウェバーさんが就任されています。
3/14に同社イベントで『魂を売らずに成功する』のことを少しお話させていただきます。
詳細→トレーディング空想展 トークイベント(3/14 15:00-16:00 @ テプコ銀座館)
そんなご縁もあり、是非今まで以上に注目していきたいと思います。以上、おわりです♪
