『セルフ・ブランディングと”Me”エコノミー』 NY Timesより(1/2)
『セルフ・ブランディングと”Me”エコノミー』- Branding and the ‘Me’ Economy – NYTimes.com
先日読む機会があったNYタイムズの記事がとても興味深かったので前半部分のみ、ざっくりと抄訳してみました。多くのテーマは最近のソーシャルメディア「ブーム」の中で語られているとは思いますが、個人がソーシャルメディアとどう付き合うか、を問う時に「考えざるを得ない」ひとつのテーマとして、以下の記事、ご覧になっていただければ幸いです。私自身もかつて興味を持って読んだFastCompanyの記事「Brand Called You」(『ブランド人になれ』として後に書籍化)が世に出てから12年が経ち、ソーシャルメディア時代のセルフブランディングの大切さが今まで以上に問われているようです。
「中身よりも見せ方が大事?」それはけしからん、と一蹴するのは簡単ですが、落ち着いてこのテーマ考えてみたいと思ってます。
『セルフ・ブランディングと”Me”エコノミー』- Branding and the ‘Me’ Economy – NYTimes.com
勤勉さを説いたベンジャミン・フランクリン、他者への気配り?( dictate “to do and dare)を説いたデール・カーネギー、7つの簡潔な習慣を唱えたスティーブ・コビー… アメリカの歴史を紐解くと様々な形での自己革新、自己啓発への教えの系譜がある。ただデジタルの時代になり、今はセルフ・ブランディングが大切になりつつある。
かつては企業や著名人にとってのみ求められていた『“findability”(容易に見つけられること)』が求められている。それは何千ものグーグルの検索結果だったり、ツイッターのフォロワー数だったり、自分独自のニッチ(専門性)であり、バーチャルにつながった支援者であり、個人についてのウィキペディアページであり、独自のドメイン名だったりする。
「インターネットにより全ての人が「マーケター」とならざるを得なくなった」、と『Me 2.0: Build a Powerful Brand to Achieve Career Success』という本の著者であり、個人ブランディングの専門家である Dan Schawbelさんは言う。ちなみに彼は現在26歳、彼の名前を検索すると10万以上の検索結果があり、7万人のフォロワーを持ち、ジェネレーションY世代向けの個人ブランディングの専門家としてのニッチ領域を持っている。
個人ブランドの高まりは変化する経済構造や終身雇用制の崩壊の反映であり、「ブロードキャストの時代」から「RT(リツイート)の時代」へと進化する組織においての筋書きのなさを示し、われわれ個人はあたかも一人のコングロマリットであり、全ての行動が自分のポジショニングに影響を与えるかも知れない未来へと議論が進む。
「セルフ・ブランディング」の分野は1997年のマネジメントの専門家トム・ピーターズによるエッセイ、『Brand Called You』(FastCompany)に遡る。ただ操作が簡単なソーシャルメディアが広まるにつれ、個人のブランド・マネジメントはより実践的なものとなった。コロンビア大学やその他の教育機関は講義の一環として授業を行い、研修会社はインドや中国にてそうした研修を行っている。マイクロソフトはそうした処世訓を貧困層に持ち込み、プライスウォーターハウスクーパースは今週「個人ブランディング・ウィーク」を実施、大学生に対して参考になる情報をオンライン上で無料提供している。
「個人ブランディングと他の自己研鑽と異なることは、才能よりも評判であり、明確なセルフ・パッケージングである」、とDaniel Lair, Katie Sullivan and George Cheney等の研究者は言う。またこうも言っている。「ここで成功を決定づけるものは個人の内面化されたスキル、モチベーション、興味ではなく、むしろ、如何に効果的にそれらを配置し、結晶化させ、ラベル付けするかである」
個人ブランディングの専門家によると、彼らは単に新しい経済の現実に適応しているだけであり、もはや組織や会社に入り、そのブランドに何十年もに渡って乗りかかるだけでは十分ではない、という。企業は積極的にアウトソーシングを行っており、グローバリゼーションにより今までにないほどのスピードで産業を創造し、破壊している。ウェブはジョブ・ホッパー(転職者)を生み出しており、不況は何百万人もの人から職を奪い、野に放った。
この新しい世界において、個人ブランドを唱える人は主張し、セルフ・パッケージングが支配する。
従業員は常にキャンペーンを実行するよういわれ、具体的にはフォロワーを集め、またFacebookのようなサイト上での存在感を維持することを求められる。ここれで集まった観客・ファンは個人に属するものであり、決して組織に対してではない、とブランド推進者は言う。フォロワーは個人を追うのであって、雇用主もすら個人に対して魅力を感じるようになる。
*続き半分はニーズがあるようであれば後日訳してみたいと思います:-)
ぜひ後半の訳を読みたいです。