先日目にしたビジネスウィークの記事「Change Big Business From the Inside(大きなビジネスを内から変えよう)」が興味深かったので簡単にupdate。

まず興味を引いたのが、同記事によると、アメリカ国内での教育系非営利団体ティーチ・フォー・アメリカへの応募数が前年比42%増加、国が実施している 1年間のサービス(奉仕活動)プログラム、AmeriCorpsへの応募は3倍近く、と公共サービスへの人気がとても高くなっていること。

昨今の景気状況で民間企業での採用が厳しくなっていること、漠然とで今までの資本主義のあり方への懐疑の念、また政府の政策としてのパブリックサービス強化、という背景もあると思います。

ただ記事の著者が熱く語っているように、ビジネスには良きにつけ、悪しきにつけ、今後も世界を変える大きな力を持っていることは、今更言うまでもなく、ウォルマートのサステナビリティへの取り組みや、ノキア・シーメンス社が取り組んでいるイランの民主化のための事例等を紹介しています。

著者は社内からmake a differenceをするため、3つのヒントを紹介しています。

【1】Do Your Due Diligence.(自分でデューデリジェンス(事前調査)をしっかりすること)
企業のパンフレットに掲載されている企業幹部が植林をする写真等に惑わされることなく、企業のコアビジネスがサステナビリティに対してどのような取り組みをしているかをしっかり見極めることが大事。

【2】Check Up On the Company’s Signed Commitments.
企業がとして取り組んでいる様々な業界での取り決め等があるので(例えば金融機関であればこちら「http://www.equator-principles.com」)、そのようなものを可能な範囲で調べましょう(採用面接等で聞くのではなく:-))。

【3】Once You’re In, Learn the Ropes, Then Fill the Gaps.
企業に入ったら会社が変わるのを期待するのではなく、まず自分が会社の成功のために努力し、スキルを身につけ、その上で、どのようにしたら変革できるか、実績を上げた上で、具体的に提案してみましょう。

簡単な提案ではないですし、また、 昨日発表の大学生の就職内定率が62.5%という数字を見るにつけ、悠長なことを言ってられない、という気持ちもあると思います。

ただ、NPO、社会起業家の機運が高まるのはいいことだと思いますが、一方で自分が本当にやりたいことを見極め、プロとしてのスキルを身につけるにはどのような歩みを取るのがいいのか、特に就職活動中の学生の方への期待と応援も込めて、ご紹介でした。

*ちなみにこの記事の著者は学生時代からコミュニティサービスにとても熱心で、大学卒業後はアメリコア・プログラムの原型となった革新的な奉仕プログラム(City Year)に参加、その後ニューヨーク市の行政等に関わり、MBAを取得、その後は石油会社でのCSR・人権担当の仕事に10年間従事、今は国連で人権関係のアドバイザーをしている、とても素敵な方です。

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