「Kiva」問題から学ぶこと~透明性の大切さ&祝4周年

世界中の個人融資家と途上国起業家の間で志あるお金を繋ぎ、日本でも知名度が高く、日本支部も立ち上がっているオンライン・マイクロファイナンス・サービスNPO「Kiva (http://www.kiva.org/)」について、先週のニューヨークタイムズでちょっとした記事がありました。
“Confusion Over Where Money Lent on Kiva Goes.“(Kivaに貸し出されたお金の行き場所についての混乱) New York Times November 8, 2009
ポイントは、「個人対個人のマイクロファイナンス」を売りにしていたのに、実態は個人対マイクロファイナンス機関の貸付けであり、一部参加者に誤解が生じているのではないかという内容でした。
*日本語でのブログで詳細にコメントされたものがあり、参照させていただきました。やはり個人対個人のオペレーションへの負担は大きなものがあり、実際に個人への融資というよりもMFI(マイクロファイナンス機関)にまずは届けられ、そこから個人にお金が届く、という仕組みはある種致し方ない、とのことです。
従い、ホームページの表記も以下のように変わりました。
「Kiva lets you lend to a specific entrepreneur, empowering them to lift themselves out of poverty.」
(kivaは個別の起業家への融資を可能にすることで、彼らを力づけ、貧困から解放します)
↓
「Kiva connects people through lending to alleviate poverty.」
(kivaは人々を融資を通じて繋げることで貧困を撲滅します)
今や設立から4年が経ち、1億ドル(約90億円)の少額融資を実現させ、約57万人の貸し手(特定のプロジェクトに$25以上を投じる個人)と、約24万人の起業家たちを引き合わせた功績は偉大なものがあります。これからも社会起業家的な事例として成長が期待されるだけに、期待と応援の気持ちが込められた多くのブログでの記事、分析があったことが印象的でした。
NPO、社会起業セクターとしても、今回の事例から改めて「透明性」「信頼」の大切さを学び、次に進んでいこう、という声がとても力強く感じられたので、紹介させていただきました。
ご興味ある方は「My Last Word on the Kiva Controversy」(Change.org) をご参照くださいませ。