パタゴニアの創始者、イヴォン・シュイナード氏懇談会参加レポート&ウォルマート・・・
昨日、東洋経済新報社ホールで開催されたパタゴニア創業者イヴォン・シュイナード氏講演会に参加する機会があったので簡単にご報告。
今回の企画は環境とCSRと志のビジネス情報誌『オルタナ』の企画で、「オルタナ」森摂編集長がイヴォン・シュイナード氏の著書『社員をサーフィンに行かせよう』の翻訳者でもある、というこで、せっかく機会、多くの方にお話を聞いていただきたい、という趣旨で開催されたもの。メディア関係者の方のみならず一般の方・学生含め、無料で300人近くが
参加していました。
「企業の環境活動とビジネスは両立できる」と題して、 アウトドアウェア等、環境に配慮した機能的な製品を販売するグリーンな企業の筆頭格に挙げられるパタゴニアの創業者の話は深く、重みのあるものでした。
「最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える。そして、ビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する。」
上記同社のミッションステートメントにあるように、あくまでビジネスを手段として、環境・地球を守るということを強いメッセージとしており、話の中でも「株主は地球である」、そして「消費者は企業行動をも変えうる力を持っている」、というようなメッセージがこめられていました。
話の中で、シュイナード氏が4年前からウォルマートにサステナビリティの観点から経営アドバイスをしていることに触れ、いかにウォルマートが巨大なインパクトを持っていて、経営トップが本気でサステナビリティに取り組み、変わろうとしているか、という話も多くの時間が割かれました。
グリーン・ウォッシング、グリーン・マーケティングというような環境・エコを「利用した」マーケティング手法ではなく、本気で事業として環境に配慮した経営をしなければGM、フォードのようになってしまう、時代とともに変化していかなければいけない、というようなことを力説していました。
シュイナード氏はウォルマートの社員総会のような場で講演をしたり、ウォルマートCEOと近く共同執筆した本を出版する等、特に今後3年間くらいでドラスティックな変化を起こすべく、力をいれているとのことでした。
ちなみに・・・ウォルマートという会社はかつて資本主義の権化のような会社で、卸売り業者等への締め付けがきつかったり、途上国での劣悪な労働環境で訴えられたこともあり、「ウォルマートが微笑むと、どこかで誰かがクビになる」というようなことまでささやかれたkこともあり、最近の一連の「サステイナビリティ」に対する力の入れ方も、多くの人にとってみればPRの手法の一つに見えるかもしれません。
ただ、何よりシュイナード氏が、「ウォルマートはサステナビリティの取り組みに関して真剣に変わろうとしている」と発することの意味は大きく、売上げ40兆円(トヨタ、GEの約2倍)、経済規模でウォルマート以上の国が10カ国しかない、というこの巨大企業の今後の取り組みに関しては注意して見ていきたい、と思いました。
今週の日経ビジネスでも巻頭特集で取り上げれられていますね。

いくつかの動画インタビュー、参考までに♪ 人柄・生き様がよく伝わってきます。
ウォルマートのその巨大な規模・インパクトに関して綴られた本