kiva
発展途上国の起業家に対し、先進国の個人が25ドルから簡単に融資を可能にするしくみをインターネットを利用して可能にし、既に世界的に著名なNPO団体、kiva.org(キヴァ)。このkivaが先日(6/10)新しい事業を始めたとのこと。

リーマンショック後の厳しいい資金調達の状況を背景に、米国内の中小企業レベルの起業家に対し、融資を開始したとのことです。今回まずはサンフランシスコ、ニューヨーク、ボストン、アトランタ、マイアミ等の提携団体が存在するエリアで45人程度の起業家を対象にパイロットプログラムとしてスタート。kivaによるとアメリカののビジネスの87%は中小企業によって構成されており、1000万人ものビジネス・オーナーが資金調達に苦しんでいる今こそ、今まで海外の途上国向けに蓄積されたノウハウを使うべきだ、という判断がなされたとのこと。

2005年3月に創業されたkivaは、これまでに約80億円程の融資金額を集め、直近では4月だけで4億5千万円ものお金を集め、融資が行われたとのこと。利子がつくわけではなく、融資先の起業家のビジネスの進捗を見守りながら返済を待ち、完済したら次の起業家に融資をする、或いは自分の口座に戻す、という志マネーの循環が得られるところがkivaの特徴。

さて、ウェブサイトを見るとシリコンバレー在住のフィットネス・トレーナーが資格を得るための5000ドルの融資を求めていたり、他の地域ではケータリング・サービス、宝石商の人がいたり、今まで例えばウガンダの農村のショップオーナーに対して600ドルの融資を求めていたモデルと比較すると、ややイメージが異なりますね。

*既にリリース記事に対するコメントの中で多くの人が違和感や疑問を感じているようですが(本当に必要な途上国の人だから融資していたがリソースがあるアメリカ人には融資しない、金額が大きすぎる・・・等)、試みとしては興味深いものがあると個人的には思っています。

さて、同じようなしくみは日本の中で可能なのでしょうか。世代間の富の偏在が大きくなっている現代にあって、きちんとしたビジョンとプランを持った若い世代に対して志マネーを提供できるしくみができたら、素晴らしいですね。

kivaのこのリリースに関してはこちらのTechCrunchの記事
Kiva Brings Microlending Home To U.S. Entrepreneurs In Need (6/10)

kivaのことを11分で分かりやすく説明した動画はこちら↓。お時間のある方は是非♪

A Fistful Of Dollars: The Story of a Kiva.org Loan from Kieran Ball on Vimeo.

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