毎年5月になると、海外大学の卒業スピーチが話題になりますね。以前スタンフォード大学で行われたスティーブ・ジョブズ氏のスピーチ(2005)の時はYoutubeのオリジナル動画だけで現在でも80万回以上、日本語に訳されたものでも20万回以上閲覧され、今でも折に触れて話題にあがることがあるほどです。先日(5/12)ニューヨーク大学で行われたヒラリー・クリントン国務長官のスピーチは、様々な世界的な危機(気候変動、グローバル経済、感染症、核不拡散等)に直面し、就職も楽ではない今の時期だからこそ、市民外交官たれ、市民活動家?(citizen activist)たれ、とパブリック・サービスに取り組むことを推奨してました。印象的だったのは、例としてFacebookやkiva.org等のウェブ・テクノロジーのツールを利用したネットワークを殊更強調していた点です。
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例えば、コロンビアの学部生2人が国に蔓延する暴力・テロ行為に対して立ち上がり、Facebookで抗議活動をしたところ、数週間で1400万人もの署名を暑め、それまで軍事的な方法で何年もかけて成し遂げたのと同様のダメージをテロ活動抑止の為に成し遂げた例だったり、キヴァ(www.kiva.org)という団体を通じてベトナムの女性の自立を促すためのマイクロファイナンスを行ったり、Heifer Internationalという団体を通じてアフリカやアジアの貧しい人に家畜を寄付したり、ケニアのノーベル賞受賞者 ワンガリ・マータイさんのグリーンベルト運動(植林活動等)を支援することが出来る、というような具体的な例を紹介してました。

社会起業家(social entrepreneur)という言葉には特に触れてはいませんが、オバマ・キャンペーンの例を引き合いに出しながら、「新しいコミュニケーション・ツール」、「ソーシャル・ネットワーキング」、「テクノロジー」、というような単語が何度となく出て、新しいスタイルの社会との関わり方を提唱していたのが新鮮です。日本の外務大臣が「mixi,GREEを使って世界を変えよう!」というような演説はなかなか想像できないですよね(笑)・・・。ただ今海外で話題になっている、様々なインターネットを利用した技術・メディアを利用することで、想いに共感するコミュニティが生まれ、今まで想像も出来なかったキャリアのあり方や社会との関わりが生まれてくるようなことは、間違いない、ですよね。

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