アーカイブ

2009 年 9 月 22 日 のアーカイブ

世界の大都市圏で拡がるコワーキング・スペースというムーブメント

2009 年 9 月 22 日 コメント 3 件

参加から既に3週間が経つSOCAP(Social Capital Market Conference)ですが、少しずつ印象に残っていることを綴っていきたいと思います。

今回は、「世界の大都市圏で拡がるコワーキング・スペースというムーブメント」に関してご紹介。

SOCAPは主に北米地域から800人以上の参加者をひきつけた、社会起業家の祭典のような3日間でしたが、このイベントを仕掛ける上で重要な役割を果たしていたのが 「the HUB」というクリエイティブ・スペース運営会社。会場の脇にカウチを置いたり、ラップトップを持ち込んでブログやTwitterの記事を激しく:-)書いている人が書きやすいような環境が仕掛けられていて、大きな会場の中でひときわサロン的な空間を演出していた会社です。

このthe HUBというのは実はロンドンで4年前に始まったソーシャル・イノベーター、社会起業家向けの協業オフィスとして始められ、今ではヨーロッパを中心に世界18都市にスペースを持ち、会員も4000人までに急速に広がっているとのことです。

今までもエグゼクティブ・オフィス、インキュベーションオフィス、レンタル・オフィスというような形でスペースの共同利用はあったものの、この「コワーキングスペース」の特徴は、電源、コーヒー、ワイヤレス等の基本的な設備はもちろんのこと、コミュニテによるシナジーを大切にし、定期的なイベント開催、メンターサポート、法的支援等も得られるところにあります。
the HUB Bay Area

今回SOCAPの開催に合わせてアメリカで初めてのthe HUBがUCバークレーのキャンパスのすぐ近く(駅から3分)に開設されました*詳細のプレスリリースはこちら

偶然にも全米にthe Hubを展開することに興味を持っている人が集うレセプションに参加
させてもらったのですが、各地域地域で同様のスペースの必要性を感じ、熱意を持って地域にHubを開設希望する方が40~50人ほど集まり、とても熱気あふれる空間でした。

New Work City
また、New York でも代表的なコワーキングスペースを訪れる機会がありました。
その名も「New Work City」こちらのスペースを運営しているのは20台半ばのトニーさん、どうしてこのようなスペースを運営するに至ったかを伺ったところ、時代の大きな流れの中で、9時から5時まで、電車に乗って物理的に会社にいなければならない、という働き方に若くして「疑問」を感じ、フリーエージェント、社会起業家が集まるような場所が必要なのではないか、という想いを持ち、資金もないなか、支援者を集め、開設にこぎつけたとのことでした。ニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドン等、世界の大きな都市では20~30の同様のコワーキング・スペースが既にあり、拡大しつつ、あり、いろいろな人の働き方の多様化とあわせ、この「ムーブメント」はきっと拡がっていくと思う、と力説していました。

さて、東京にこのような「コワーキング・スペース」はあるのでしょうか?或いはそのような
スペースがあれば是非入居してみたい!というニーズはあるのでしょうか。ご存知の方、教えて頂けたら嬉しいです!
個人的にもとても興味のあるテーマですが、興味ある方はこちらのwiki, メーリングリスト等、ご参照下さい。

タグ:

「Apps.gov」アメリカ政府機関向け”アップストア”スタート

2009 年 9 月 22 日 コメントはありません

とても気になるニュースだったので簡単にupdate-。ソーシャルメディア、ITを利用したイノベーション、コスト削減、グリーン化の推進、政府の透明性向上、ということで現在の民主党政権でもきっと取り入れたらいいのでは!、と思ったので。
Obama's social media strategy
いろいろなメディアでも取り上げられているように、オバマ政権はそもそも選挙期間中からソーシャルメディア、ITを最大限活用して国民とのコミュニケーションに成功しているかに見えます。政権発足後、Vivek Kundra氏というチーフ・インフォーメーション・オフィサーをホワイトハウスに迎え、さらにその傾向は加速しています。

今回9月16日に発表されたリリースは、政府機関スタッフ向けにアップルiphone向けに利用されているような”アップストア”を利用可能にしたことです。こちらにアクセスすることで、セキュリティにも十分な配慮をした上で、動画共有サイト「Youtube」, 写真共有サイト「Flicker」、Twitterを利用した動画共有サイト「Twitvid」、簡単にブログサイトを作成できる「WordPress」等のツールを簡単にダウンロード、利用出来ることを可能にしたとのことです。その名も「Apps.gov

実はホワイトハウスは7月末にも「Data.gov」というサービスをリリース、政府のプロジェクトにかかっている実際の投資額、進捗状況等がリアルタイムで閲覧でき、セールスフォース等で見られるような簡単な閲覧画面で分かりやすく国民の税金がどこにどれくらい使われているかが一目で分かる仕組みです。また、秀逸なのは、生の統計データをオープンに公開し、国民一人ひとりがそのデータをエクセルで解析したり、様々なソフトウェアでマッシュアップして、解析したりして、政府に直接フィードバック、提案をすることが可能になっています。

下記、クレイグリスト創業者で有名なクレイグ・ニューマークさんの紹介による、CIO、Vivek Kundraによる「data.gov」の紹介プレゼンテーションが閲覧可能です。

なお、このテーマに関してとても興味深いセミナーを見つけたので共有させて頂きますね。

GLOCOMフォーラム2009 ICT、社会変革、オープンなネット参加 ~オバマ政権の構想と日本の可能性~ *2009年10月20日(火)13:30~17:30 (参加無料)

現在改めて「ウィキノミクス」を読み返しながら、オンラインのマスコラボレーションの可能性に関し、どんなことが今後できるか学習中です。また、「ウィキノミクス」共著者を招き、10月後半に講演会、関連動画「US Now」というドキュメンタリー映画上映会を企画中です。また詳細告知しますが、ご興味ある方、よろしければ是非お気軽にご連絡ください。

タグ: